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この前、名古屋でチワワが男の人に蹴り殺される事件がありました。何も悪いことをしていないのに殺されるなんてかわいそうでしかたありません。理由は「怖かったから」。あんなに小さな犬でも怖いのでしょうか? 僕が散歩している時も露骨に嫌そうな顔をする人がいます。僕は体が大きいだけに誤解されやすいのかもしれません。 実は、僕のお父さんも少し前までは犬が大嫌いでした。この世に犬という生き物がいなければどんなに平和なことか、本気でそう思っていたそうです。前に聞いた話では、犬と目が合うことは銃口を向けられることと同じくらい怖かったとか…。犬もヒグマもライオンも全部同じく恐ろしい動物で、街で犬に出会った時には「戦えば勝てるかどうか」まずはそれを考えたそうです。小さい頃犬に咬まれた恐ろしい記憶からなかなか抜け出せなかった、そう言ってました。 お母さんの勧めでパピーウォーカーってお仕事を始めたんだけど、おかげで不思議なくらい犬恐怖症がなくなって、その時、お父さんが考えた挙句の結論は、「犬を番犬として外で飼う習慣が良くない」ということでした。犬を飼う人は、みんな室内で家族同様に生活するようになれば、人に咬み付く犬も減るだろうし、犬を怖がる人も減るだろう、そう考えたのです。そんな単純なものじゃないとは思うけど、「ひなた屋」が室内飼育犬にこだわる理由はそこにあるみたいです。 犬を蹴り殺したニュースを見てたお父さんは、ぽつりと言いました。 「逃げるしかないよね…」 お父さんも僕も複雑な気持ちでした。 |